TOPページ > メディカルボイス一覧 > 【vol.05】 医療法人社団昌医会 葛西昌医会病院 

メディカルボイス

  • Vol.5
  • 高度専門医療に必要なのは誇りを持って前に進む勇気

    医療法人社団昌医会 葛西昌医会病院 院長 阿波根朝光


    脳神経外科と循環器科の二科を柱として高度な専門医療を展開する葛西循環器脳神経外科病院。
    “心のこもった高度先進医療”をポリシーとする阿波根朝光院長が、病院が果たすべき役割や、求める医師像を語る。
    [院長プロフィール]
    昭和49年3月  京都大学医学部卒業
    昭和56年3月  京都大学医学部大学院 医学博士号取得
    昭和56年4月  聖マリアンナ医科大学 第2外科助手・ 同脳神経外科診療科講師
    日本脳神経外科学会専門医 日本脳卒中学会専門医

    地域医療に貢献する脳と心臓の専門病院

    病院名からも分かるように、当院は脳神経外科と循環器科の二科を柱とする“心臓”と “脳”の専門病院です。
    循環器科では、いわゆる“d-efensive medicine”ではなく、心臓カテーテルなどを駆使して血管内手術を行う積極的な診断・治療体制をとっています。
     
    脳神経外科に関しても、すべての脳神経疾患に対応できる体制をとっており、年間300から400件、ガンマナイフによる定位脳手術を加えると年間400から500件という大学病院に匹敵するほどの手術をこなしております。
     
    平成3年に開院以来、24時間体制で、急患に対応し、江戸川区をはじめ江東区、千葉県市川市、浦安市といった周辺地域の医療に大きく貢献して来たと自負しております。また、開放型病院として、現在81名の医師に登録頂くなど、地域の中核病院としての役割を担っています。

    プロとして、仕事に誇りを持つこと

    昨今は医療を取り巻く環境が大きく変わり、外科医、なかでも脳神経外科医や循環器科医にとっては、高いリスクを伴う治療を行いにくくなっています。
     
    しかし、時勢に負けて萎縮し、十分な医療が行えないのでは、長い時間と労力をかけて技術を培ってきた意味がありません。
    当院では、リスクを恐れ病院が医師を抑えるようなことは一切していません。
    医師は、手術を含め、自分が正しいと思う治療を存分に行うべきだというのが私の考えです。
     
    この頃は、患者さんを“患者さま”と呼ぶことが流行っているようです。
    患者さんのことを大切に思い呼ぶのであれば構わないのですが、その言葉のなかに、患者さんに媚び、儲けの対象として見るという意識が含まれるのであれば、私はその呼び方には賛成できません。  
     
    医療は、サービス業とは異なります。患者さんに迎合するのではなく、プロフェッショナルとして患者さんの病気を治すのだという強い意志とリーダーシップが必要です。
    病院は、医師をはじめ、看護師、技師など多種多様な専門職が集まる職場です。
    一人ひとりが自分の仕事に誇りを持ち、堂々と治療を行うことが、結果として患者さんのためにもになるはずです。

    専門医療への志と共感力を持ったドクター

    以上のような当院の姿勢を理解し、決して萎縮することなく、自分の信じる治療を積極的に実施することができ、かつ最新の技術をどんどん導入していきたいという姿勢を持っている医師にぜひいらしてもらいたいと思っています。
     
    あまりに暴走してしまうタイプや、風変わりなキャラクターでは困りますが、スタッフと協力しながら、自分の判断で物事を進めることができ、培ってきた技術を発揮したいという医師に当院は最適です。
     
    もちろん、手術経験が抱負で、高度な技術を持っている医師が望ましいのですが、ほかの病院である程度研修を積んだのでそろそろ自分でやってみたいという若手医師や、手術経験に多少の不安があるが当院で経験を重ねながらスキルアップを図りたいという希望を持った中堅医師も大歓迎です。
     
    医師に求めるもう一つの要素は、患者さんと感情を共有する能力、いわゆる共感力があることです。
    当院は特殊な領域の医療を行っているため、ともすれば医師は技術重視、機器偏重に陥ってしまいがちです。
    しかし、相手の喜びや悲しみの感情を共有できる能力はどのような分野の医師にとっても不可欠です。
    技術と共感力で”心のこもった高度先進医療が行える医師“、それが当院が求める理想の医師像です。

    キャリアアップが確実にできる環境

    都内では東京大学病院、東京女子医大病院など6病院にしか設置されていない(2007.7月データ)ガンマナイフをはじめ、一般的な病院では備えていないような最新の医療機器を完備している当院には、現状維持でのんびり働きたい医師よりも、ご自身の活躍の場やキャリアアップを求めている向上心のある医師がふさわしいのではないでしょうか。
     
    現在専門医をお持ちの医師には、さらに活躍できるフィールドがあります。
     
    経験の浅い医師を指導できるベテランの医師も揃っており、当院での訓練期間は専門医の受験資格にも適応されるので、これから専門医の資格を取得したいという医師にも大いにメリットがあるといえるでしょう。事実、当院で経験を積み、専門医になった医師は少なからずいます。
     
    救急にも対応し、最新医療もスピーディーに導入し、手術も多くこなすと聞くと、私生活が犠牲になるのではないかと不安に感じる方もいらっしゃるかも知れません。
    しかし、オンとオフをきっちり切り離し、私生活の充実を図ることがモチベーションのアップにつながり、強いては医療のレベルアップにも直結するというのが当院の考え方です。勤務シフトは医師に負担がないよう十分配慮しているのでご安心ください。

    I.C.Uを充実させさらに急性期に特化

    今年、開院18年目を迎えましたが、今後はさらに急性期医療に特化していきたいという希望を持っています。
     
    その一端として、より専門的な高度医療が行えるI.C.U(集中治療室)を完備する計画も進めております。
    医療行政が厳しくなっているなかで、どこまで計画が実現できるのか予測できない部分もありますが、後退はできません。
    前に進むのみです。
     
    当院では今までも医師の意見も取り入れながら病院を見直し、方向修正を図って参りました。
    これからも、医師の意見や要望を吸収しながら、さらに地域のためになる病院づくりを進めていくつもりです。
     
    私たちと一緒に、高度な専門医療を実践したいという志のある医師とぜひ共に歩んでいきたいと願っております。

    一覧へ戻る