TOPページ > メディカルボイス一覧 > 【vol.06】 東埼玉総合病院

メディカルボイス

  • Vol.6
  • 専門性の追求と診療所との連携 新病院が目指す地域医療の新しい形

    医療法人ジャパン メディカル アライアンス 東埼玉総合病院 院長 高井孝二


    2010年を目途に移転を計画している東埼玉総合病院。
    今後は、さらに専門的な医療を地域住民の方々へ提供していきたいという高井院長が、新病院のビジョン、そしてこれからの地域医療の可能性について語る。

    一般診療中心から専門性の高い病院へ

    開院以来35年余、地域の中核病院として住民の方々の要請に応える診療を実践してきました。しかし、病院の老朽化が進み、現在2010年を目途に病院の移転を計画しています。
     
    新病院では、大規模病院とは異なる、当院のような中規模病院ならではの在り方を追求したいと考えます。
     
    一番大きな柱となるべきものが高度な専門医療の展開です。開院当時は、一般診療を優先していましたが、脳神経外科や整形外科、循環器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、アレルギー膠原病科、神経内科等の専門医による診療科を整え、次第に専門医療を提供する病院へと転換してまいりました。現在は既に消化器病センター、脊椎脊髄病センターが稼動しています。新病院ではさらに多様な専門性を追求していきます。
     
    医療の現場では、過酷な勤務を強いられ、専門分野外の診療を救急の場でも求められることが多く、精神的にも肉体的にも疲弊しているドクターが少なくないと聞きます。地域の中核病院が全ての患者さんを受け入れるというのは、既に時代に合致しないのではないでしょうか。今後当院が地域の中核病院として何を担当していくのか、旗幟を明らかにする時代が来たと考えています。

    勤務医の開業支援と診療所との連携

    今まで当院が担ってきた一般診療の多くをお願いすべき所は、地域のクリニックや診療所等と考えています。
    新病院の二番目の柱ともいえるのが病診連携の強化です。私どもの病院がある地域も他の地方都市同様、医療過疎の状況にあり、診療所の数は私たちの今担当している患者さんを大挙お願いするには充分ではありません。そこで、当院が行っているのが、当院で勤務しているドクターへの開業支援です。
     
    昨今、オープン病院の重要性が叫ばれていますが、当院では一歩進んで、当院の仲間からも開業医を輩出し、現在の地域開業医の先生方と協力し、より深い連携を築きながら病院と開業医との診療を地域全体で展開することを希望しています。
    地方の各所では今、医療崩壊の問題が起こっています。そのような状況の中で、私どもが新しい病院をつくる際に提案したいのは、専門的な医療を地域の中核となる病院で行い、一般診療は街の連携医療機関にお願いするという病診連携のスタイルです。その体制が実現すれば、地域住民の方々が安心して暮らせる、理想的な環境が整うことになるでしょう。

    ともに創り上げたい地域医療の未来

    私どもが求める理想のドクター像は2つのタイプに分かれます。
     
    一つは、高度な専門技能を持つ専門志向の高いドクター。当院では専門医の資格を取得するための種々の教育施設認定を取得してきました。各種資格取得の他、スキルアップを目指すドクターにも最適です。
     
    そしてもう一つは、将来的に病院と組んで地域に医療のネットワークを構築したいと考える開業志向のドクターです。開業の際には、当院オリジナルの開業支援プログラムを用意していますので、スムーズな開業が可能となります。
     
    私たちが新病院で目指すのは、単なる病院の発展や繁栄ではなく、地域全体の発展、住民の方々が安心して暮らせる環境の実現です。あまり前例のない試みですが、理想の地域医療を創り上げたいという意欲と、チャレンジ精神のあるドクターとともに、地域医療の新しい形を創り上げていきたいと思っています。御参加下さい。

    一覧へ戻る