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メディカルボイス

  • Vol.9
  • 時代のニーズにマッチした病院を私たちと共に創っていけるドクターを

    医療法人社団大日会 理事長 太陽こども病院 院長  木内 巻男


    24時間体制の私立小児専門病院として、地元昭島はもとより、多摩・八王子に住む方々のかかりつけ医として地域の信頼を集める太陽こども病院。木内巻男理事長が、これからの病院運営の方向性や求める医師像について語る。

    24時間体制の私立小児専門病院

    夜間にも子どもを診ることができる病院をぜひ作ってほしいと地元の市会議員から働きかけがあったことが太陽こども病院を設立したきっかけです。
    昭和54(1979)年の設立当初は22時や23時までといった夜間診療を行っていました。24時間体制が確立できたのは、ようやく医師が揃った7、8年後のこと。当時、私立の小児専門病院で24時間体制のところはなく、日本でも初めての試みでした。
    平成10(1988)年には2次救急指定病院となり、緊急時対応の充実を図っています。
    また、近年ではアレルギー外来や心臓外来、腎臓外来など、各専門分野の診療も開始。小さなお子さんの不安が和らぐよう、保育士資格者を診察室に配置するなどの配慮もしています。
    設立から30年経ち、病院建物は多少老朽化してきましたので、1、2年後の完成を目標に、病院移転の計画を進めています。病床数は変わりませんが、小児科のなかでも分野をさらに細分化し、専門性を高めていきたいと考え、ハード、ソフト、両面の充実を図るべく、各所に働きかけ、企画を練っているところです。

    医師が理事となり病院を運営

    現在、当病院は私が理事長として病院運営を行っていますが、今後は、この病院で働く医師が理事となり、理事のなかから自分たちで理事長を選出するというシステムを整えていきたいと考えています。私立病院は、同族で代々経営を受け継いでいく場合が多いようですが、一族での運営に固執していては持続可能な病院運営はできません。それは民間企業でも同じではないでしょうか。
    有能で、やる気のある医師たちが理事になり、多様な意見を取り入れて病院を運営することが、この病院を一番よい方向に持っていけるのだと確信しています。
    さらにいえば、病院運営は経営面と実務面で成り立っていますが、診療業務という実務をこなしながら、経営面もカバーすることは医師にとっては大きな負担です。その負担を軽減するために、実務と経営を分け、実務に関しては医師・看護師等の理事を置き、経営に関しては経営の専門家を理事に置き、両者がコミュニケーションをとりながら病院運営を進めていく方法を取りたいと考えています。

    医師の声を反映した週32時間勤務体制

    ですから、当病院で働こうとされる医師に対しては、病院の経営者となる意思があること、さらには自分がやりたいことの方向性を持っていることを望みます。
    医師を募集する際に、スキルを重視する場合もあるようですが、スキルは後からついてくるもの。使命感や社会貢献という言葉がよく使われますが、そのような格好いい言葉も使いたくありません。目の前にいる患者をどうにか助けたい…そんな人間的な本質を持っていれば、その時点でその人はよい医師なのだと思います。
    24時間体制の小児科病院ですから、診療は正直、激務です。しかし、少しでも医師の負担が軽くなるよう、つい最近週32時間の勤務体制を組みました。例えば、夜勤を含めた24時間勤務を1回と8時間勤務1回、あるいは8時間勤務を4回などフレキシブルな働き方が可能です。
    この文章を読み、少しでも当病院に興味を持ってくださった方に申し上げたいのは、本当に大切なことは文章や言葉では伝わらないということです。自分の目で確かめなければ何も分かりません。病院オーナーになる気持ちがあり、かつ自分の専門性を生かしたいと思っている方は、まず1年、いや6ヶ月でも、当病院を体験されてみてはいかがでしょうか。

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